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でんでんコンバーターでepub化、Kindle Previewerで確認、の流れを簡単にする方法

でんでんコンバーターでepub化、Kindle Previewerで確認、の流れを簡単にする方法

前回、「でんでんコンバーターをコマンドラインから利用する方法」の記事では、コマンドラインからでんでんコンバーターを利用してepubに変換する方法をご紹介しました。

今回は、さらにもう一歩踏み込んで、epubに変換後、Kindle Previewerを立ち上げるまで一連の流れを簡単にする方法をご紹介します。

テキストエディタでKindle向けの電子書籍を書いている時ですが、「端末では実際にどう見えるのかな?」とマメに確認したくなるんですね。なので、その度にブラウザを立ち上げて、でんでんコンバーターでepubに変換して、そのepubをKindle Previewerで見る、ということをしていると手間に感じるわけです。

それを、「MacOS Xのターミナルから、コマンド一発で出来るようにしたい」というのが、今回の狙いです。ただ、前回の記事と同様、この記事は、ITの知識がある方を前提としています。なので、詳しくない方は、詳しい人に教わってください。

デンパブを呼び出し、Kindle Previewerを立ち上げるシェルスクリプトを作る

前回の記事では、MacOS Xのターミナルからでんでんコンバーターを利用してepub化するプログラムのデンパブをご紹介しています。

で、そのデンパブですが、rubyで書いたプログラムであることをご紹介しています。そのデンパブのソースコードは、前回の記事にあるのですが、そのコードをdenpub.rbというテキストファイルに保存したところから、始めます。

まず、このdenpub.rbを呼び出し、Kindle Previewerを立ち上げるシェルスクリプトを作ります。次の通りです。

#!/bin/sh
ruby /Users/.../denpub.rb $1 title name > $1/../$2.epub
open -a "Kindle Previewer"

上のコードで、「/Users/…」のところは、要するにdenpub.rbを保存したパスになります。それぞれの環境に合わせて変更してください。

このシェルスクリプトを簡単に説明すると。まず、パラメータが2つあります。1つ目($1)のパラメーターは、電子書籍化したいフォルダのパスです。2つ目($2)のパラメーターは、epub化した時のファイル名です。

つまり、デンパブ(denpub.rb)に対して、epub化したいフォルダのパスと変換後のファイル名を指定しています。

で、デンパブ(denpub.rb)は、書籍のタイトルと著者名を指定することができるのですが、このシェルスクリプトでは、「title name」と適当なパラメーターを渡しています。なぜかと言うと、設定ファイル(ddconv.yml)をepub化したいフォルダに含めれば、それらをこのファイルから設定できるからです。

最後にKindle Previewerを起動しています。

シェルスクリプトに実行権をつける

それでは、上でご紹介したシェルスクリプトをコピーし、テキストファイルとして保存してください。その際に、「/Users/…」のところのパスも、それぞれの環境に合わせて修正してください。

保存するテキストファイル名として、ここでは、「epub3.sh」としましょう。

そして、epub3.shに実行権をつけて、実行できるようにします。MacOS Xのターミナルから次のコマンドを実行し、シェルスクリプトに実行権をつけます。

chmod +x epub3.sh

シェルスクリプトを実行する

実行権を設定したら、このシェルスクリプトは、次のように利用できます。

./epub3.sh 電子書籍化したいフォルダのパス epubのファイル名

例えば次のような感じに使います。

./epub3.sh /Users/.../kurofune/ kurofune

こうすると、指定したフォルダをでんでんコンバーターで変換した結果が、kurofune.epubとして出来上がります。と同時に、Kindle Previewerが立ち上がります。あとは、Kindle PreviewerのGUIから、確認したいepubファイルを開くだけになります。

このシェルスクリプトを使うと、Kindle Previewerで確認するまでの流れが、コマンド1発で出来るようになるので本当に楽ですよ。

ちなみに。epub3.shを次のようにbashのエイリアスとして登録すると、より簡単にコマンドを呼び出せるようになります。

alias epub3='/Users/.../epub3.sh'

この設定を、~/.bashrcに記述します。~/.bashrcがない場合は、それを作成して記述します。

この設定がうまく行けば、次のように簡単に呼び出せるようになります。

epub3 /Users/.../kurofune/ kurofune
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