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月間68万PV超のブログを運営してわかった、AzureでWordPressを運用してはならない理由

月間68万PV超のブログを運営してわかった、AzureでWordPressを運用してはならない理由

今回は、マイクロソフトのクラウドサービス、Microsoft Azureにて、ウェブサイトの運営を検討している人にお伝えしたいお役立ち情報です。

私は、Azureの「Webアプリ」というサービスを利用して、Wordpressを使ったブログを複数運営しています。で、それらのブログのうち、まずまずアクセスが多いものとして、月間68万PVを超えるものがあるんですね。

ga上の画像にある通り月間68万5千PVくらいのブログを、AzureのWebアプリで運用しているわけです。運用している期間としては、だいたい2年間くらいとなります。

その運用経験から感じているホンネを、これからMicrosoft Azureの「Webアプリ」の採用を検討している人にお伝えしたいというのがこの記事の趣旨です。

データの転送料金がバカにできない価格になる

私が月間68万PVのブログをAzureで運用してみて、まず感じているのは、「データの転送料金がバカにできない価格になる」という点です。それをご紹介するために、次の画像をみてください。

invoiceこれは、直近でもらった先月分のAzureの利用料の請求書の明細です。この明細を見ながら、データの転送量が高くなる点を説明します。

上では、ブログの運営にあたり、Azureの「Webアプリ」を利用していると述べました。で、「Webアプリ」ですが、より正確には、「Azure App Service」というのが正確なサービス名です。

その「Azure App Service」のうち、「Standard M App Service」という料金設定のサービスを利用しています。このサービスは、Webサーバの利用料のようなもので、つまり、毎月固定で費用が発生するものです。その料金ですが、上の表を見ると月額11,914円となっていることがわかりますね。

加えて、AzureではAzure側から外に出るデータの転送量に応じて、従量制で追加料金が発生するんですね。それが上の表の「ネットワーク」のもので、その価格は、2,889円となっています。

この転送量は、ブログへのアクセス数が増えるれば増えるほど、増えるわけです。私の68万PV超のブログは、近い将来100万PVに届きそうな成長具合なのですが、そうなってくると、それに応じて、この転送量も増えることになります。

なので、この転送量の高さが最近は気になっています。で、例えば、さくらインターネットの「さくらのクラウド」では、このようなデータ転送量による追加の課金がないんですね。そのため、ここのところ、実は、さくらインターネットへの移行を検討し始めています。

たかだかWordpressを動かすだけなのに落ちる

次に。私がブログで利用している「Azure App Service」ですが、本当に純粋なWordpressを動かしているだけなんですね。記事の更新頻度も本当に少なく、コメントが書き込まれる頻度も、月に1度、2度あるかないか、というブログです。

加えて、Wordpress上で「Wordpress super cache」というプラグインを利用し、DBアクセスの負荷も本当に少ない状況で利用しています。

にもかかわらず、月に何度もブログが落ちるんですね。直近では、日中の最もアクセスが期待出来る時間に、ブログが落ちてしまい、本当に「やめてくださいよ〜」と思うことになりました。

blog-downちなみに、私の記憶では、月間のPVが10万PVを超えたあたりから、ブログが落ちるようになりました。

で、ブログが落ちる原因がよくわからないのですが、Azureの管理ポータルから、該当のApp Serviceを再起動すると直るんですね。なので、プログラム的な問題よりも、インフラ側に問題があることははっきりしています。

さて。このブログの運用にあたり、月額1万円以上の費用が発生しているんですね。で、月額それだけの費用が使えるなら、例えばGoDaddyのWordpressホスティングサービスの最上級のプランをやすやすと契約できるわけです。

なので、そこそこアクセスのあるWordpressのブログを動かす目的では、「Azure App Service」は、ちょっとお得感に欠けるんですね。

監視機能が正常に動作をしない

最後に。Microsoft Azureですが、そのリソースの監視機能があるんですね。で、特定の条件になったら、管理者にメールで通知する、といった機能があります。例えば、ウェブサーバーであれは、「Http Server Errorが直近5分間に10回発生したらメールで通知」ということができます。

ですが、その監視機能が正常に動作しないことがあるんですね。例えば、上でご紹介した、直近でブログが落ちたときの「落ちてた時間」ですが、アクセス状況の画像を見ると、だいたい13:00台には、ブログが落ちてたのがわかりますよね。

で、この時にAzureの監視機能が「落ちているよ」と実際にメールをくれたのが、14時32分だったのです。つまり1時間以上落ちてる状況が通知されなかったんですね。一番アクセスが期待出来る時間に、このような障害が起き、そしてそれが通知されず本当に残念な結果となりました。

この問題は、Azureの自動スケール機能を使えば、発生しなくなると思われます。ですが、そうした場合、サーバーの利用料が、より高くなってしまうんですね。

で、他社のWordpressホスティングサービスと比較してしまうと、「もう月額1万円以上かかっているのに・・・」と思ってしまうわけです。

というわけで、そこそこアクセスがあるWordpressのブログの運営には、Azure以外のサービスを利用した方が良いです。

一方、Azureには、手軽にWordpressのサーバーを立てられる良さもあります。ので、アクセスの少ないちょろっとしたブログを試す分には、ナイスな環境とも言えますよ。

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