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実践編

プログラミングの基礎知識「変数」が理解できるたとえ話

このサイトの プログラミング教育 のコーナーでは、これからプログラミングを学び始める子供を持つ親御さんに向けて、プログラミングについてわかりやすく解説しています。全くプログラミング経験のない方は、基礎編の記事から、基礎編を読んだ方は実践編の記事をご覧ください。

プログラミングの基礎知識「変数」が理解できるたとえ話

今回は、プログラミングをの基礎知識となる「変数」を理解するために、わかりやすいたとえ話を例に解説します。

契約書の「甲」と「乙」

プログラミングにおける「変数」について、人は、日常生活でもよく似たような概念を利用しています。

例えば、契約書に出てくる、「甲」と「乙」です。その一例として、次の業務委託契約書の文章を見てください。

業務委託契約書
株式会社○○○(以下甲という)と △△△株式会社(以下乙という)は、以下の通り業務委託契約を締結する。

第1条 甲は乙に対し、次条に定める業務を委託し乙はこれを受託した。

…以下省略

※フル総合法務行政書士事務所: 業務委託契約書サンプルより引用

この契約書の一番最初の行では、「株式会社○○○を甲」、「△△△株式会社を乙」と定義していますよね。

なので、第1条の条文は、

「第1条 甲(←株式会社○○○)乙(←△△△株式会社)に対し、次条に定める業務を委託し乙(←△△△株式会社)はこれを受託した。」

ということになります。これ以降の契約書の文章にも、「甲」、「乙」がたくさん出てくるわけですが、「甲と言えば株式会社○○○のことだな」、「乙と言えば、△△△株式会社のことだな」と、読み換えることになるわけです。

同じ契約書の文章が使い回せるのが嬉しい

では、この契約書において、契約を締結する2つの会社名を、最初の一行目で、「甲」、「乙」と定義するのは、なぜでしょうか。

それは、契約書をこのような作りにすると、別の会社と同じ内容の契約を結ぶ際に、その文章を使いまわせるからです。例えば、自分が株式会社○○○の立場で、今度新たに、×××会社と業務委託を結ぶことになったとします。

その場合、最初の一行目さえ、「株式会社○○○(以下甲という)と ×××会社(以下乙という)は、以下の通り業務委託契約を締結する。」とすれば、以降は同じ契約書の文章が使えると言うわけです。

甲と乙の社名を展開するプログラム

さて、「甲」と「乙」で、社名を定義した契約書ですが、実際にそれを読んでみると結構混乱します。読んで行くうちに、「あれっ、どっちが甲でどっちが乙だったっけ?」と言う状況になるからです。

そこで、このような契約書に定義された甲と乙の部分を、実際の社名に置き換えて出力するプログラムを作ってみましょう。次の通りです。

このプログラムを実行すると、この契約書の第1条のところにある甲と乙のところが社名に展開され、次の文章になります。

「第1条 株式会社○○○は△△△株式会社に対し、次条に定める業務を委託し△△△株式会社はこれを受託した。」

この文章になれば、もはや「どっちがどっちだ?」と迷うことはありませんね。

上のプログラムでは、変数「kou」や「otu」を定義しています。そして、実際の契約書で「甲」と「乙」を使うのと同じ目的で機能していることがわかるはずです。

例えば、上のプログラムにおいて、変数otuを定義している箇所を次のように変えると、

//乙の会社名を入れる変数の定義
var otu = ×××会社";

その出力結果は、次のように変わります。

第1条 株式会社○○○は×××会社に対し、次条に定める業務を委託し×××会社はこれを受託した。

このように、変数を利用すると、そのプログラムにおいて「ほかは同じなんだけど、ここは変えられるようにしたい」という時に役立ちます。結果、プログラムの汎用性が高まります。

次に読む記事: プログラミングの変数になぜ「型」があるのかがわかる具体例

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