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スペイン語

スペイン語未経験者が最初に知っておくべき英語との違い

スペイン語未経験者が最初に知っておくべき英語との違い

今回は、これからスペイン語圏の国に旅行に行くにあたり、スペイン語の基本を知りたい人にお伝えしたい情報です。そのような人の中でも、これまで、スペイン語を全く学んだことがない方をイメージしています。

先日、「近いうちにメキシコに旅行に行きます」という人と話をする機会がありました。で、この人は、スペイン語を学んだ経験はないのですが、簡単な挨拶程度の会話は、雰囲気として知っている人でした。

で。話している中で、その人が、「スペイン語で、どうもありがとう、のことを、ムーチョ、グラシアスと言う」と認識していることがわかりました。

この「ムーチョ、グラシアス」ですが、スペイン語で書くと、「Mucho gracias」になります。ところが、この表現には、間違いが2つあるんですね。

本来は、「Muchas gracias」と言わなくてはなりません。無理にカタカナで表現するなら、ムーチョではなく、「ムーチャス、グラシアス」と言わなくてはならないと言うことですね。

スペイン語は形容詞にも複数形のsをつける

「チョ」と「チャス」のたったこれだけの違いですが、この違いが、英語とスペイン語の違いとして、最初に知っておくべき重要なポイントとなります。

そこで、このポイントについて解説しますと。まず、スペイン語は、「形容詞にも複数形のsをつける」と言う特徴があります。例えば、「小さい犬」を例に、英語とスペイン語で、比較してみますと。

まず、「不特定の1匹の小さい犬」と言いたい場合、次のようになります。

  • 意味:(不特定の1匹の)小さい犬
  • 英語:a small dog
  • スペイン語:un perro pequeño
    ※unは英語の冠詞aのようなもの、perroは「犬」、pequeñoは形容詞で「小さい」の意味。
    ※スペイン語では形容詞は普通は後ろからかける

次に、「不特定の複数の小さい犬」と言いたい場合は、次のようになります。

  • 意味:(不特定の)小さい犬達
  • 英語:small dogs
  • スペイン語:unos perros pequeños
    ※unosは冠詞unの複数形

複数の犬の場合、スペイン語の文では、「小さい」を意味する形容詞pequeñoの最後にsをつけて、pequeñosとなっていることがわかりますよね。一方、英語ではsmallはsmallのままです。smallsのようなことにはならないわけです。

スペイン語では、形容詞がかかる名詞が複数形の場合、その形容詞自体にもsをつけると言う特徴があります。ちなみに、冠詞unにも複数形があり、複数形の名詞に使う場合は、unosになります。

名詞の性別でoとaを変える

次に。スペイン語では、名詞の性別を意識する必要があります。上で「perroは犬の意味だ」とお伝えしていますが、それが雌犬だった場合は、perraになります。

そして、形容詞は、そのかかる名詞に合わせて、oとaを変える必要があります。

  • un perro pequeño 不特定の小さい(雄の)犬
  • una perra pequeña 不特定の小さい雌犬

「小さい」を意味する形容詞pequeñoは、それがかかる名詞の性別が女性ならば、最後のoをaに変えて、pequeñaとなるわけです。冠詞unもそれがかかる名詞の性別に合わせて変わり、unaになります。

なぜMuchas graciasなのか?

以上を踏まえると。なぜ「Mucho gracias」ではなく、「Muchas gracias」と言わなくてはならないかが理解できます。

まず、もともと、恵みを意味するgraciaという単語があり、その複数形でgraciasです。なので、それにかかる形容詞には複数形のsをつける必要があります。

なので、この時点では、それにかかる「たくさん」を意味するmuchoは、muchosかmuchasのどちらかの形になります。そして、このどちらかになるかは、それがかかる名詞の性別で決まることになるわけです。

でですね。犬のように生き物で性別がはっきりわかる場合は、この判断は簡単です。一方で、gracias、つまり感謝のように抽象的な概念の場合、その判断が難しくなります。

ただ、それは習慣的に決まっているもので、graciasの場合は、女性の名詞として扱います。なので、Muchas graciasとなるわけです。

この複数形のsの付け方や名詞の性別は、スペイン語の英語にはない特徴と言えます。で、私にスペイン語を教えてくれたネイティブの先生は、基本おおらかな指導方針でしたが、この点については、ビシビシと厳しく訂正されました。

また、Lang-8で、スペイン語の作文を書いた場合も、ネイティブから、よく間違いを訂正されるポイントになります。なので、いい加減にせず、しっかり抑えておくことをオススメします。

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