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スペイン語

ネイティブが考えた嫌いにならないスペイン語の学び方

ネイティブが考えた嫌いにならないスペイン語の学び方

今回は、これからスペイン語を学ぶ方、もしくは、学び始めたばかりの方にお伝えしたい情報です。

私は、1年半の間、チリ出身のネイティブスピーカーから、スペイン語を学んだ経験があります。その先生のスペイン語の教え方は、「初心者がスペイン語を嫌いにならないように」と、工夫されたものでした。

今回は、これからスペイン語を学ぶ方、学び始めたばかりの方に向けて、その工夫をご紹介します。

スペイン語が嫌いになる理由

では、本題に入ります。この先生が、「スペイン語を嫌いにならないように」と教え方に気をつけているということは、つまり、スペイン語を学習するにあたり、スペイン語を嫌いになりやすい理由があるということですよね。

で、そのスペイン語を嫌いになりやすい理由ですが、動詞の活用の暗記にあります。それがわかる例として、次に英語と比較した場合のスペイン語の動詞の活用を示します。

人称 英語 スペイン語
一人称単数 I have an apple. (yo) tengo una manzana.
二人称単数 You have an apple. (tú) tienes una manzana.
三人称単数 He/She has an apple. (él, ella, Ud) tiene una manzana.
一人称複数 We have an apple. (nosotros) tenemos una manzana.
二人称複数 You have an apple. (vosotros) tenéis una manzana.
三人称複数 They have an apple. (ellos, ellas, Uds) tienen una manzana.

上の表における太字の部分がスペイン語の動詞の活用です。英語の「持つ」を意味するhaveは、haveとhasの2通りしか変化しませんよね。一方、スペイン語の「持つ」を意味するtenerは、それが人称と単数複数ごとに変化し、6通りもあるわけです。

逆に言うと、動詞の活用で動詞の主語がわかるため、スペイン語では、通常、主語を省略します。上の表で(yo)のように、主語を表す単語がカッコつきなのはそのためです。

動詞tenerの現在形の活用

  1. tengo
  2. tienes
  3. tiene
  4. tenemos
  5. tenéis
  6. tienen

で、この6通りの変化は、あくまで現在形だけの話です。実際には、未来形、過去形などの時制が変わると、またその時制ごとの活用を覚える必要があります。

ご参考までに、動詞tenerの全活用パターンは、次のリンクから見ることができます。

WordReferenceでtenerの動詞の全活用パターンを見る

スペイン語を学び始めたばかりの時は、この動詞の活用パターンの多さに圧倒されてしまうんですね。で、無理に、この活用パターンを暗記しようとすると、スペイン語が嫌いになってしまうというわけです。

動詞の原形を使ってできる表現から覚える

このような背景があるため、私にスペイン語を教えてくれたネイティブの先生は、最初のうちは、あまり活用を覚えなくても済む、「動詞の原形を使ってできる表現から覚える」という教え方をしていました。

例えば、スペイン語には、「ir a 動詞の原形」で、これからする予定を表現することができます。例文としては、次のようなものがあります。

(Yo) Voy a comer una manzana. (私はこれからリンゴを食べる予定です。)

この例文では、「ir a 動詞の原形」のirが、一人称単数の活用をしており、voyになっています。一方、「食べる」ということを意味する動詞comerを利用していますが、こちらは、活用せず動詞の原形そのままで利用できることがわかります。

ちなみに、「ir a 動詞の原形」のirは、本来、「行く」と言う意味の動詞です。ただ、この表現の場合は、これからすることを表す意味となります。英語のgoing toのような表現と同じです。

そして、動詞comerですが、これが現在形の文であれば、次のように活用しなくてはなりません。

(Yo) Como una manzana. (私はリンゴを食べます。)

つまり、「ir a 動詞の原形」の表現を使うと、irの活用さえ覚えれば、以降のaに続く動詞は、活用しなくて済むわけです。おかげで、このような未来を表すことであれば、comerの活用を覚えなくても、表現できるわけですね。

「ir a 動詞の原形」以外にも、例えば、「〜できる」意味する動詞、poderを使う表現もあります。

(Yo) puedo comer una manzana. (私はリンゴを食べられます。)

この場合は、poderの活用(この例ではpuedo)さえ覚えれば、後に続く動詞は、原形で済みます。

スペイン語を学習し始めた頃は、このようにまずは、動詞の活用をなるべく覚えずに済む表現をマスターし、スペイン語に慣れるわけですね。そして、スペイン語の動詞の活用種類に慣れてきてから、本格的に動詞の活用を覚えるようにするわけです。

実際、私は、このようにスペイン語を教わってよかったと感じています。というのも、スペイン語の習いたての段階で、動詞の活用の丸暗記をしていたら、それが原因でスペイン語を嫌いになってことが想像できるからです。

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